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  • 執筆者の写真hypnoeriko

【セラピー】誰と向き合うのか?

更新日:2021年5月28日

学生時期の頃、例えば

苦手な教科があったり、

嫌いな先生がいたり、

ウマが合わないクラスメートがいて、

親しい友達にそんなことをぼやくと、

「わかる!」とか、

「あたしもだよぉ!」とかとか、

いろんな共感ワードを言ってくれて。


なんだかそれだけで今まで曇って

いた心に風が吹いて、

胸がほっこりしたり、

元気になっていたことって、

多くの人が経験してきているんじゃ

ないかと思います。

いつもじゃないにしても、

時々でも、たまにでも。


苦手な教科や先生はそれなりにやり

過ごし、

ウマが合わない程度のクラスメート

ならば距離を持って、

心の通い合いがないまま卒業しても

あまり悩むことなく、

気持ちは新たな世界へと向かって

いたような気がします。


学生時期を終えるとわたし達の多く

は仕事に就いて、

プライベートと社会生活のバランス

をとりながら自立していきます。


仕事面では

ノルマや目標が課されたり、

関わる仕事や人との交流の中で

背負う責任を感じ、

達成する喜びを味わい。

人によっては

自分の専門領域や関心をより究めた

いと思う転機を知るかもしれない

ですね。


プライベートでは

趣味や活動を広げたり、

恋愛したり、

あるいは結婚を真剣に考える時期も

あることでしょう。


そんな風に

充実している時期にあっても、

友人が結婚したり、

同僚が昇格したり、

周りと自分を比べて焦ってしまう

ことも出てきがちです。


社会人生活以降でも、

学生時期の頃のように、

例えば、

苦手な業務、嫌いな上司、

気の合わない同期、同僚、先輩、、

なんていう悩みも珍しいことでは

ないでしょう。

悩みは繰り返すってことでしょう

か・・・。


子どもの頃、友達とあれこれ話し

ているうちに心が緩んで、

まーいっか!と思えたように、

大人になっても親しい仲間と

ご飯を食べたり、

旅行に行ったりしながら

ストレスでこわばった心をほぐす

ことはできそうです。


それにしても、です。


年齢を重ねていくと、

人に話して、共感してもらって、

笑い飛ばしても、

心の回復が昔のようには早く

ない・・・、そんなことに気づく

人もいるのではないでしょうか。


ましてや、結婚、出産、育児、

そして両方の実家との関係等、

悩みはどんどん私的な面での

色合いが濃くなり、

以前のように友人に聞いてもら

うことに躊躇するような内容も

出てきそうです。


世の中の情報も溢れていて、

ともすると、

親しい目の前にいる人の言葉

より面識もない人の話しや、

活字の情報に引っ張られ、

翻弄されてしまいがちです。


そしてこの環境や状況は、誰もが

なり易く特殊ではないと知ること

も大切かなと思います。


さて、

心理の世界に触れたり、

その領域の情報を見聞きしている

と、

「ちゃんと向き合いましょう」

「向き合う覚悟」等、

「向き合う」というワードを目に

します。


実際にわたしも事前面談や事後

面談で、クライアント様に対して

「向き合う」ことについてお話し

することがあります。


誰と向き合うのか?

というと、

嫌いな上司ではありません。

苦手な同僚でもないし、

関係が冷えているパートナー

でも思春期、反抗期のお子さん

でもない。


向き合うのは「自分自身と」です。

正確には、

いずれ相手と向き合うことにはなる

のですが、その前に自分自身と向き

合うことが大切になってきます。


向き合うというのは、

自分自身を知ることであり、

自分自身を知ることから

相手との向き合いが始まります。


相手の言動やふるまいに反応する

のはなぜなのか?

自身のそこに焦点をあてるです。

難しい作業ではありません、ただ

思い出すだけです。

でも、

しんどさはややあるかもしれませ

ん。

ただ、わたし達の中にある潜在意識

のチカラは素晴らしくて、

向き合った分 得られるものは膨大

なんです。


習慣的な気分転換やストレス発散だ

けではなかなか回復できない時、

自分と向き合う良いタイミングなの

だと捉えるのも良いかもしれません

ね。



https://www.hypno-carpediem.com/


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