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  • 執筆者の写真hypnoeriko

【日常】親はなくても子は解熱する

更新日:2021年6月26日

新型コロナウィルスのワクチン、日本も接種が進んでいるのかなと思えるようなニュースが日々流れています。


おととし、それこそ新型コロナウイルス感染が出始めた頃は感染経路もわからない、症状もいろいろあってただただ恐怖でした。最初の頃は発熱と咳、倦怠感、喉の違和感等が前面に言われてましたが、その後、味覚異常や嗅覚異常も出るようだと認識されていったし、そのうち後遺症もあると報道されてました。


そういえば熱症状に関しては上がってすぐに下がるという情報もありましたっけ。

溶連菌の発熱のパターンに似ているし、急な高熱となるとインフルエンザを連想させますよね。ウイルスなのか菌なのか、始めの頃はその区別のつけられない不安もあったことを覚えています。


発熱で思い出したことがあります。


わたしはヒプノセラピーが本格的で身近な存在になっていく前から、古巣のマーケティング会社から在宅業務を受け負っていました。

在宅仕事の最低限ルールは、納期を守ることです。

納品の期限を守ることは担当者との信頼関係に繋がる重要な要素です。そんなわけで仕事を請け負ったら納期までの日数と、その日数から1日あたりの作業時間を計算しながらレポートを作成していました。

殆どの案件に時間の余裕はなく、よって不測の事態が起きると作業スケジュールがズレてしまいます。


それが当時のわたしの生きる道で、かたや 急な発熱を出すのが子どもの仕事で・・・(^^;


朝、具合が悪そうでだるそうにしている息子を見ると、(うわぁ、マジですか!?)と、

正直思いました(^^;

熱を測り、保育園に預ける37度5分の壁を乗り越えられないとなると、1日中息子が家にいることになります。

さらに小児科で診てもらう必要があるとなると、わたしなりの非常事態(^^;


その事態にわたしがやっていたこと;

水分はこまめにとらせ、ただただ寝てもらう、それのみ!


息子は熱を出すと殆ど食べ物を口にしませんでした。

ただし受診する必要があれば潔く日中の作業をあきらめ、深作業に切替えました。

日中は時々布団のところに行って顔を見せ、寝ていればそのままスルーするし起きていれば話しかけ、また作業部屋に戻る・・・の繰り返し。

息子は後追いすることもなく、必要なことは声を出してわたしを呼んでました。

そばにいてほしいとお願いされたら作業合間の休憩のつもりで息子といましたが、絵本を読んでほしいとか、ずっとそばにいてほしいとかは、言われたことがないような・・・(^^;。


今思うとかわいそうだったかなと。

だって殆どケアしていないの・・・(^^;

眠ってくれているのが何よりでしたから(^^;

熱が高いとまるっと一日食べない子で、夕ご飯の時間もオトナ仕様になり 夜起きてきてもまた寝かせると素直に寝てくれました。

むしろ普段より作業時間が増えるという益もあったかな。


慣れた頃の息子は、

「お母さんは仕事があるから1人で寝ててもらうよ」とこちらが言わなくても、自分がやることとやってもらえることを理解しているようでした。

その頃を思い出すと、淡々と寝てくれていた息子へのありがたさと、自分に冷たい親イメージが浮かびます。でも、それでも自力で熱を下げていくんですよね。


これ、別パターンもありますよね。

園に預けることへの迷いとか仕事があって子どもと一緒にいてあげられないことに罪悪を感じてしまうお母さんが、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。

今でこそ社会的な背景や意識も変わってきているので、そういう気持ちでお仕事されているお母さんは十数年前と比べるとかなり少ないかもしれませんが。


わたしの場合は『親はなくても子は解熱する』ですが、もしそんなお母さんが今もいるとしたら、その人にはまさに『親はなくても子は育つ』です、大丈夫。


お母さんが楽しく活き活きと生活したり仕事をしていれば、子どもにも良いエネルギーはちゃんと伝わります。

だからそこは元気で過ごしてくれているお子さんに感謝して、それで大丈夫だと思います。一緒にいる時間を楽しく過ごしていられるなら大丈夫。

お子さんも今はわからなくても成長と共に、全てではないにしても少しずつ、部分的、段階的に理解して切替えができる、それが子どもの柔らかさだし生きる力でもあると思います。

決して頼りない存在ではなく、むしろ賢いバデイだと思っていいんじゃないかと(*^^*)


一方で、子どもを保育園に預けることにどうして罪悪を感じてしまうのか?というところ、そこを内観してみると、もしかしたら思いあたる経験や感覚があるかもしれません。むしろ目を向けるのは、そちらではないかなと思います。

それは良い悪いのジャッジではなく、自分の思考のクセ(=信念/思い込み)に気付くためのヒント探しだと捉えてみてはどうでしょうか。



さて、息子の話に戻りますが、子どもの体調って悪くなるのも早いけれど、良くなるのもまた急展開です♬

熱が完全に下がるとすっきり顔で「お腹すいたぁ!」と、しかもソプラノボイス(*^^*)

あの声かわいかったなぁ~と、今も思い出すと心が溶けそうになります。











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