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  • 執筆者の写真hypnoeriko

【セラピー】グリーフセラピー

更新日:2023年1月12日

去年の秋頃から、”家族の一員だったペットが旅立ってしまった”という話をわりと耳にしていました。

身近にいる知合い飼い主さんから直接耳にする機会が多かったのです。

そして偶然にも皆さん、お別れした相手はワンちゃん。

わたし自身ペットを現在 飼っているわけではないので、そういった話を重ねて聞いたことに不思議な感じがしていました。


最後の数ヶ月とかそれより長く その子(ワンちゃん)の介護でほぼ付きっきりだった飼い主さんもいました。通院や排泄の世話、床ずれしないように体の向きを調整したり、良いといわれる食品やサプリを試したり、中には治る可能性のあることならと あらゆることを試していた方もいらっしゃいます。

飼い主さんとしては本当に必死だったのではないかなと思います。

その子とお別れする覚悟と、まだできることがあるんじゃないかという希望、何より少しでも長く一緒にいたいという願いがずっと内側を駆け巡っていたのではないかと想像していました。










だからこそ、その子が旅立ったあとはどの飼い主さんも様々な想いを口にしていました。

中には突然旅立ったワンちゃんもいて、その飼い主さんは茫然とした時間をしばらく過ごしていたそうです。

その悲しみや喪失感は相当なものだったと思います。

介護に明け暮れていた飼い主さんは、悲しみに覆いかぶさるようにやってくる、別の思いも感じていました。

やり過ぎたことに対して自分のエゴを責め、

やらなかったことに対してもっとできなかったのかと後悔する・・・、

いずれにせよ、ご自身を責めてしまうのでした。

そうして「あの子は幸せだったんだろうか?」と、目の前にいない存在に問いかけるように自問自答するようなことがしばらく続いていたのではないかと思います。


このように家族の一員だったペット、愛する存在との別れは残された飼い主さん家族にとって大きな影響を及ぼします。

世間でいう「ペットロス」などという言葉では表しきれないほどの喪失感を体験しますし、その影響が身体症状やメンタル症状に及ぶことさえあると思います。


グリーフセラピーではイメージの中で亡くなった存在と対話をして頂きます。

グリーフセラピーのセッションでは亡くなったペットを相手にセッションすることも可能です。

現実世界では言葉のやりとりはできない動物達ですが、「空き椅子のセラピー*」(下部参照)を応用して対話することができます。

(*空き椅子のセラピー ⇒ゲシュタルト療法の1つ。誰も座っていない空き椅子にクライアントが何かを伝えたいと思っている対象がいると仮定し、これまで伝えられていない言葉や感情を伝えてもらう技法。)


セッションは人でも動物でもセラピーの進め方は一緒です。

想いや言葉を伝えたい相手がそこにいると仮定して相手の中に意識を置いてもらうことを試みますが、亡くなったペットの中に自分の意識を置いてみると体の中から何らかの感覚が湧いてくるのを経験されると思います。

そうしてやりとりしたり感覚を味わっていただきますが、ペットが相手の場合は言葉よりもどちらかというと体感覚的な印象のほうが感じ易いかもしれません。

そうして何らかの要素、フィーリングを受け留めていただけると思います。


会いたいなぁ、、、

ハンパなく寂しい!

こんなに悲しいなんて、、、

あの時~してあげればよかった、

~しなきゃよかったかなぁ?

落ちこんでいてもしょうがないんだけどつい思い出してしまう・・・、


愛する存在が目の前からいなくなった時にいろんな感情や想い、そして葛藤が押し寄せてきます。それはお別れした相手が人でもペットでも 全く一緒だし自然なことだと思います。

ですから悲しむ気持ちも大事ですし、思い出す時間も大切。

そのことから心が離れず、一日の大半を思い出したり悲しむ時間に費やしてしまうことがあってもご自身を責めないでください。

それだけ愛していたし、その子にとってもあなたが何より大切な存在だったのですから。


ただ、もし、そろそろ止まっている時間を進めてもいいかなぁと思った時には、

ご相談ください。

















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