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  • 執筆者の写真hypnoeriko

【心理】カジュアルカウンセリングよ、広がれ

更新日:2023年1月2日

わたしは去年からカウンセリング講座を受けていてこれからも学びは続くのですが、カウンセリングに興味を持ちだした頃から疑問がありました。

それは、なぜ日本ではカウンセリング受ける習慣が浸透しないのか?ということ。


カウンセリングの歴史は欧米のほうがずっと古いです。

しかもアメリカではお抱えのカウンセラーがいることがその人のステイタスを表しているとも言われているようで。

平常な気持ちでいられない/気持ちがダウンしがちな時にカウンセリングを予約する、

夫婦や親子の関係性で悩んでいる時にカウンセリングを勧められて受ける・・・、

海外のテレビドラマや映画を観ていてもカウンセリングを受けているシーンがあったりしますが、まるでスポーツジムや美容院に行くような感覚で利用されているようなイメージさえあります。


一方、日本ではカウンセリングを受けるのはなかなか敷居が高い。

カウンセリングは心の病気を示唆されたり診断された人が受けるものという漠然としたイメージを持たれている人も多いのではないかと思います。

それと、カウンセリングを受ける状況にマイナスイメージがある。

それはなぜか?










カウンセリングを受ける人は弱い人だと捉える人もいるかもしれません。

あるいはカウンセリングを受けるなんて、自分で自分のことを決められないのか?という厳しめの持論をお持ちの方もいるかも。

例えば、かつては「うつ病は心が弱い人がなるものだ」と言う意見も少なくありませんでした。

しかしうつ病は誰にも起こり得る状態で、心の風邪みたいなものだということは今や周知の事実。現にわたしの周りにもうつ病/うつ状態の経験者はいますが、決して弱い人間ではありません。

世の中の常識や認識はどんどん変わっていきます。

今を生きているわたし達の意識だってどんどん変わっていくのは自然なことです。


カウンセリングは心の病気と診断された人が受けるものという制限はないです。

それに心のコンディションが最悪になる前にカウンセリングを受けることで、回避できる病気や状況はたくさんあります。


言葉が適切かどうかわかりませんが、

カジュアルカウンセリングがあたり前な日本になってほしいです。


ここでいうカジュアルカウンセリングとは、

カウンセリングの方法や手順がカジュアルではなくて、

”気軽にカウンセリングを受ける” という意味です。

受ける側が気軽に、

但ししっかりと心の状態が回復するまで、

納得するまで受けてほしいです。


今 生きづらい感覚を持っていたり、心身が苦しい状況下にあって何とかしたいとカウンセリングを受けている方達もいらっしゃいます。

ご自身が求めた時に、必要な時に受けることが大事なのは間違いありません。

人はいつでも変われます。

でも、先述したようにもう少し手前の段階に、例えば何かのきっかけで眠れない、食欲がない、落ち込みが続くといったタイミングでカウンセリングを受けることで心の状態が整い、診断を受けたり服薬する段階まで行かない可能性も大いにあります。


ですからカジュアルカウンセリングの認識がもっともっと広がればいいなと思っています。

それがわたしの密かな野望。笑


カウンセリングによって自身の内側にある感情や感覚を知り、そして抑え込んできた感情を解放することができます。

ご自身の内側にある思いを言語化するいい機会でもありますね。

大なり小なりの生きづらさ、人と違う感じ方があるのは当然です。

その思考のクセや特定の反応(行動)や感情が日常生活や人生そのものに支障を及ぼすかもしれないと感じるならば、カウンセリングを受けることは自身を知るための1つの方法です。


そしてカウンセリングはカウンセラーにアドバイスをもらう場所ではありません。

むしろ、たくさんお話をしていただきます。

そうして向き合っている課題やテーマに対して今後自分はどのように行動していくか、どのように生きていくのかをご自身で決めていきます。

”自分で決めていいよ” ということです。

カウンセラーは強要しないしジャッジもしません。

あなたの声を、答えを待つのがカウンセラーの仕事です。

カウンセラーはあなたの半歩後ろを一緒に走る伴走者。

あなたはあなた自身と向き合うようにさえしていればきっと大丈夫。


全ての答えはあなたの中にあります。







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