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  • 執筆者の写真hypnoeriko

【日常】福は内、鬼も内

更新日:2021年5月28日



2021年の節分は2月2日でした。

大体曖昧に覚えがちな暦ですが、

節分というのは毎年2月3日なのだと

思っていただけに、

ちょっと驚きました。



少し前まで、どこかの何かの情報や

お店のチラシ等で、確かに、

「2月2日」とインプットされて

いたはずなのに、

通常記憶(形状記憶みたいな聞こえ

ですけど)では2月3日なので、

いつの間にか日にち認識が曖昧と

なり。


前置きをなぜこうも引っ張るのか?

というと、

『今年 ウチは節分を

やっていない』と、

それを書きたかったのですが。

つまりは前置きで述べたような

苦しい言い訳もあって、

結果やらなかった・・・ということに

なります。


節分アイテムの恵方巻はもちろん、

豆まきも、です。

恵方巻自体はやったりやらなかっ

たり、そこはその年ごとに柔軟対応

なのですが、

さすがに豆まきをしないことって、

子どもが生まれてからあっただろう

か・・・?と思い返すと、

帰宅の遅い主人にくたびれた鬼役を

やらせ、

掃除が大変だからと心ばかりの豆を

ちょろちょろまいておしまいとか、

そんなカタチばかりの豆まきでは

あっても結構毎年遂行してました。

その、皆勤賞並みのまきっぷりを

思い出しながら感動したりして。


息子もここまで大きくなると、

「豆まきやんないの?」と聞いて

くることはなく

(それだとかわいいんだけど)、

こちらも、あー今日だった・・・

ぐらいな感覚で。

結局、

今年の節分、我が家ではスルー

しました。


そのくせSNSを開くと、

豆まきしたとか

恵方巻つくったとか、

皆で食べたとか、

そんな投稿を見ると、

なぜか、縁起モノに乗っかれて

いない一抹の不安があったりも

して(笑)。



節分という言葉には、

「季節を分ける」という意味があり

ます。

昔は日本では春が一年の始まりとさ

れ、特に大切にされたようです。

そのため春が始まる前の日、

つまり冬と春を分ける日だけを節分

と呼ぶようになったのだそう。


節分は、「みんなが健康で幸せに

過ごせますように」という意味を

こめて、悪いものを追い出す日。

そして悪いものの代名詞として

鬼を仕立て、豆まきをします。

春の気配をいち早く感じる行事でも

ありますね。


豆まきすると(我が家の場合)、

豆をまいて、

年の数の豆を(むせるほど)食べて、

はい、おしまい。笑

数日は部屋の隅に落ちている豆を

時々拾うぐらいな余韻は残る。


そうなると、

豆まきしない我が家には鬼がいる

んだろうな、まだ、と想像したり

して。

果たして鬼とは

誰だろうか?

なんだろうか?

どんな投影だろうか?

怖いモノ見たさではないが、

我が家で鬼のとなり得る存在を

探してみたくなりました。



「鬼」存在があるとしたら、

健康の問題や経済的な問題、

息子の進級や授業環境の問題、

そして少し先への不安等、

昨年からのコロナ禍の影響で

いつなんどき、自分達が囚われて

もおかしくない要素は結構あるぞ

と思います。


新型コロナウイルスが世界規模に

広がって約一年になりますが、

その存在はどの人の心にも大なり

小なり影響がある、「鬼」なので

しょう。

それはご多聞にもれることなく

我が家にもあります。

(とりあえず今のところは感染

せず過ごせていますけどね)


しかし、とはいえ、

何度も言いますが、

コロナ禍を過ごしていながら、

我が家では豆まきしていません。

鬼退治していないのです。



気になる鬼存在がありつつも

豆まきせずに過ごした2日後の

朝(つまり今朝)、ふと、

豆まかないでいいや!

っていう声が、頭で響きました。


しかも次に、

「福は内、鬼も内で

行きましょー!」

と、エージェント並みの推しで

言ってきました。

それに対して

おぉ、そうかそうか♬

その考え、嫌いじゃないぞと、

私の中の

ノリノリプロデューサーが反応

してまして。


福なのか鬼なのかのジャッジは

今ここで捉えるのと、

振り返ってみて捉えるのとでは

変わってくるかもしれないし、

鬼は鬼であって鬼ならずの真実も

あるのではないかなと。笑


屁理屈といえばそれまで。

ですがどこかからの声を採用し、

”我が家今年豆まきせず”の意義を

見つけ、そして私は心の中でつぶ

やきます。


福は内、


鬼も内、


全部内♬


・・・って言えてる強さが、

ここにあるような気がします。


なんや知らないけど。 笑





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