hypnoeriko
【心理】交流分析の魅力
更新日:2022年12月27日
まだヒプノセラピーを学んでいた頃(講座を受講していた頃)に、当時の講師の先生方から教わった交流分析(TA)の基礎的な概論は、その後自分の周囲含め、いろんな方面で役に立っているなぁと感じています。
また、講師の先生方以外にも交流分析の解釈や学びを助けてくれた心理カウンセラーさんの存在がありました。
交流分析とは、
アメリカの精神科医エリック・バーンによって提唱された心理学理論とそれに基づく心理療法で、略してTAとも呼ばれています。
「パーソナリティ理論、コミュニケーション理論、そして児童の発達理論も提供しており、ひいては精神病理学の理論である」と書いている本もあります。
(「TA TODAY-最新・交流分析入門」より)
役に立っている・・・というレベル以上に、交流分析が好きです。魅了、LOVEな域かもしれません。
どうして好きなのか?
もはやLOVEなのか?

まず、初めてTAの哲学を知った時に感じたのは、
TA理論の世界で捉える人の心・事象が広く、深く、愛がある、ということ。
TAの哲学とは、
・人はだれでもOKである
・だれもが考える能力をもつ
・自分が自分の運命を決め、
その決定を変えることができる
この3つ。
複雑な意味、難しい用語はなしです。
『人はだれでもOKである』
これは、互いの尊重を意味します。
あなたも私も人として価値があり、重要な存在で、愛し愛される権利がある。
あなたも私も、誰もが大切だということです。
『だれもが考える能力をもつ』
人生に求めること、人生のデザイン、それを決めるのは自分だということです。
そして人にはそれらを考え、決める力があるんだよということであり、その結果の責任も自分でとるということでもあります。
つまりその姿は、「自律」ということになりますね。
『自分が自分の運命を決め、その決定を変えることができる』
今の自分のあり方を決めているのは紛れもなく自分自身で、他人ではないとするならば、いつでも自分の決定を変えることができます。
自分が変えられることを信じるか信じないかで、その後の人生が大きく変わってくるかもしれません。
初めてこの哲学を知った頃はわかり易さ、なじみ易さがある一方で、案外忘れてしまいがちな3つでした。(^^;
ただ、TAに関する本を読んだり、日常の中にTA理論を重ねていくといかにこの3つの哲学が深いか、素晴らしいかに気づかされます。
そして今度は、わかり易さやなじみ易さのおかげで理解が浸透していき、いつの間にかしっかりとTAの哲学が根づいていきそうな感覚になるのです。
好きな理由のもう1つ、TAの理論は、人とのやりとりや関係性の中で起きる自身の反応、感情や振る舞いの発端に様々な視点を持たせ、客観視させてくれます。
だからこそ自身の気づきも早く、行動の改善も自分で図れます。
シンプルで深く、それでいて日々の生活に密着した心理学。
”心の解剖学” であり、”自律” を促してくれるトリセツとも言えるかもしれません(^^)
もしこのブログを読まれたら、TAの3つの哲学だけでも覚えていてほしいなと思います。
そしてもしこのTA哲学の意図や、交流分析の詳しい内容に興味がある方は、ぜひ、
TAの扉を開けてみてください。