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【セラピー】チャネリングやリーディングにはない 前世療法の特性
更新日:2021年10月3日
ヒプノセラピーを受けてみたい!と考える時って、ヒプノセラピーに対してどういうイメージや期待をお持ちなんだろう・・・?と、考えたことがあります。
クライアント様目線で想像してみると、、、
ある人は「自分の前世ってどんな人生だったんだろう?」というのを知りたい。
またある人は「小さい頃から自信が持てない。もっと自己肯定感を高めたい!」と望んでいる。
さらに別の人は「自分の夢を叶えたい、成功したい」と考えている。
おそらく10人いたら10通りの悩みや課題があって それぞれに希望や期待を持っていらっしゃるのではないかなと思います。
今日は、1つめに挙げた「自分の前世ってどんな人生だったんだろう?」が知りたい場合の
セッションについて書きます。
「前世の人格、前世の人生を知りたい」という要望ではその前世のストーリーを知ることができれば目標達成にはなります。
しかし、ヒプノセラピーは前世を知るだけの目的で行うものではありません。
なぜ前世を知りたいと思うのか?
↑
ここがポイントになります。
「前世を知りたい」気持ちがセラピーの始まりです。なのでそこを面談で掘下げていき
ます。
どうして前世に興味を惹かれるのか?
前世を知らないことで起きている影響があるのか、ないのか?
前世を知ることでどうなれると想像しているのか?
そして前世と今ここを繋いでいるクライアント様の状況をお伺いして初めて、セッションに入る用意が整います。
そしてセッションは、占い師やヒーラーさんにお話を口頭で聞くスタイルとは違います。ヒプノセラピーで提供する前世療法とは、クライアント様自身に前世を体験していただくものです。
セラピストが誘導しますが、その誘導で心身をリラックスしていただいた上で前世へと退行していきます。
前世療法についてはお伝えするべき大切なポイントがあります。
現在、前世の存在についてはある/ない、どちらの証明も成立していません。
前世はある、前世はないの様々な議論や検証が行われている中ヒプノセラピーは前世療法を提供しています。
ここはセラピスト間でも考え方が分かれるところではないかなとも思います。
前世は絶対にあるという前提でセラピーを提供している人もいれば、前世がある/ないにこだわらずセラピーを提供するセラピストもいると思います。
個人的には、前世はあると思ってますが セラピーを提供する際の立ち位置は後者、前世の有無にこだわっていません。
クライアント様が前世があると思っていても、前世なんてないと考えていても、ヒプノセラピーが提供する前世療法ではまず心身がリラックスした状態で自分が受けとる情報に没入していただくこと、ここが大切です。
受けとった情報を疑ったり、思考でよけたりせずに、全て言語にしてセラピストに伝えて
ほしいのです。
ここで、「受け取る情報」と書いていますが、情報は視覚的な情報もあれば音で受けとる情報もあり、体で感じとる情報もあります。
”前世が見える”という言い方をしても、受けとるアンテナはいくつかあって、個々でその
強い/弱いはあるのです。
それも個性のうち、ですね。
さらに、前世療法を受ける際に必ずお伝えしていることがあります。
それは、
あきらめないこと
そして
セラピストとの二人三脚であること
です。
自分を信じて、セラピストに委ねてください。
これはヒプノセラピーのどのセッションでも言えることですがクライアント様のテーマや課題は1度のセッションですっかり大丈夫!ばっちりOK!!となることは実は少ないです。
もちろん、1度セッションを受けることで気持ちが軽くなったり明るい気分にはなります。
突破口も見えてくるかもしれません。
ただ、もし今感じている課題や抱えているテーマを完全に解消したい、改善したいとお考えであれば、セッションは複数回受けていただいたほうがより効果が望めます。
これまで築いてきた価値観や考え方や信念が1度のセッションで180度がらりと変わるというよりは、ゆっくりゆっくり変容していくために使うセラピーとしてお考えいただければいいかなと思います。
変容していく自分を自覚しつつ、周囲の変化や影響を感じていくのが理想の変容ではないかと思います。
ヒプノセラピーはミラクルを起こすツールではありませんが、確実に、誠実に向き合いたい方に適したセラピーです。
1-2回のセッションは変容の入口だと思ってください。
入口に入ったらあとは出口を探すだけ、です。
必ず見つけていきましょうね。
