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  • 執筆者の写真hypnoeriko

【日常】近くて遠い、遠くて近いは・・・?

更新日:2022年11月1日

上のお題を言われたら、あなたは何て答えますか?


謎解きみたいな感覚で想像するといろいろ出てきそうですが、わたしならば「親子」と答えたいです。

血縁でいっても2親等の関係性は近いです。

特にお母さんと子どもはへその緒で繋がっているのでかなり近い感じがする。

親子ってとにかく近いと思います。


でも、すごく近いのに遠ざけたくなったり、実際に縁遠くなることもあります。

物理的には近くにいるのに気持ちが遠い時期だってあるかもしれません。

親子ってほんと不思議な距離感ですね。


以前、友人がこんなことを話してくれました。

学生の頃、友達自身は就職しても結婚後は専業主婦になりたいと思っていたんだそうですが、お母さんから

「何言ってるの。女性だからといって家庭に引っ込んではダメ、社会に出て仕事しなさい」と言われたんだそうです。彼女はその時、少し驚いたそう。

当時お母さんは専業主婦でした。

彼女は、お母さん自身ができなかったことを自分に期待していることを察したそうです。


わたしも母親から「保育士になってみたらどう?」と言われたことがあります。

子どもは好きでしたが、子ども相手の仕事をしようと思ったことは微塵もなかったので、全くイメージが湧かず、その話に返事をすることはありませんでした。

母がなりたかった職業なのも知ってましたし、素直に聞けなかった自分がいました。

ちょっとした圧をかけられたように感じたのかもしれません。

それで当時のわたしは母の気持ちに寄り添うことをせず少し遠ざけたのだと思います。

おそらく友人の彼女もそうだったんだろうなと想像してますが。









そういえば書いていて思いましたが、「近くて遠い、遠くて近い」関係って、長年一緒にいる夫婦にも起こりますね!笑

実家で感じた親子の距離感と夫婦の距離感は、個人的には微妙に違うような感覚もありますが、でも間違いなく近くて遠い、遠くて近い状態を流動的に、時に安定的に変化させながらいるところは似てるのかなと思います。


おしくらまんじゅうみたいにぎゅーっとなっているばかりでは息苦しいし、かといって遠くから眺めているばかりではなかなか疎通が図れない、何より顔も見たくないわっていう心持ちでは全くない・・・。(^^;

近くて遠く、遠くて近くなるのは、もしかしたらうまくやっていくコツなのかもしれない。その、ちょうどいい距離感を心の目測で図れるのって案外すてきなことかもしれませんね。


おしくらまんじゅう、、、といえば!

子どもの心の発達や成長も、どうもそういうところがあるらしいですよ。

小学校低学年ぐらいまではおしくらまんじゅう状態で、ぎゅーっ、ぎゅーってひっついて遊んだり、集団をつくります。

そのうち そろそろ飽きたなぁってなって、おおきなおしくらまんじゅうはほぐれていって自意識が芽生え、個々に応じて小さなグループができていきます。

気に入ったお友達何人かのグループ単位で行動し始めるんです。

そのグループもくっついたかと思うと離れ、また新しくできたり分散したりして、居心地のよいグループをそれぞれが模索していくのです。

くっつけば喧嘩や衝突も1つや2つ、3つや4つと起こるでしょう。

逆にくっつかないでいると寂しさを感じる子もいれば、自分の世界にぐいぐい入り込んでhiお一人ライフを楽しんじゃう子もいるかもしれませんね。

どんな状態も今ここで必要な経験、人生のレッスンなのだと思います。

そう考えると、近くて遠く、遠くて近い距離感は心の成長にも大切なプロセスなんでしょう。


ところで、ご家庭で もしお子さんに「ぎゅーってして」ってお願いされたら、何をしていてもその手を止めて、お子さんをぎゅーってハグしてあげてくださいね。

その、ぎゅーっ!がお子さんにどれだけ力になっているかっていったら、言葉では表せないぐらいのウルトラパワーがあるのです。

そして、ぎゅーっとしても もしお子さんが離れないようなら、お話を聞いてあげてください。


近くて遠い、遠くて近い距離感を感じたお子さんから、何らかのサインを出しているのかもしれません。心がちゃんと成長しているからこその、ですね。


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