• hypnoeriko

【本】『ダイアローグ』という本

更新日:5月24日


ワークショップで知り合った遠方に住む女性とは時々、ラインやSkypeで話をしていますが、その彼女に教えてもらった本の一冊がこれ。


『ダイアローグ』デヴィッド・ボーム著/金井真弓 訳













彼女はずいぶん前に読んだらしいが、この本から”理想の対話”みたいなものを自分なりに描いてきたと話してました。

例えば 著者がこういっていた、こういうことが書かれてある、みたいに内容が記憶されるとか認識されるというよりはこれを読んで感じたことや考えたこと、その後どう影響を受けたのかということについて彼女の言葉で話してくれて、それを聞いたからこそ読んでみたくなったのだと思います。

そしてその日のうちにさっそく注文!


まだまだ読み始めなので内容について云々は書けないし語れませんが、

表紙には「対立から共生へ、議論から対話へ」とあります。


新型コロナウィルスの存在、

そのワクチンを打つ/打たないの分断、

そして、ロシアとウクライナの対立、、、、

日々流れるニュースや情報には重なる状況や情勢がいくつもあって少し驚いてしまいます。

とはいえ目の前の日常の中にも対立や議論は様々起こりますから、対話がテーマになる背景も数えきれないほどあるということでしょう。


まだ読み始めてまもないところにダイアローグとディスカッションの比較が書いてありました。

ダイアローグの語源はギリシャ語だそうです。

dialogue は、ギリシャ語のdialogos という言葉から生まれました。

logos は「言葉」という意味で、著者は「言葉の意味」と考えています。

dia は「~を通して」という意味。

この語源から、人々の間を通って流れている意味の流れという映像やイメージが生まれてきて、これはグループ全体に一種の意味の流れが生じ、そこから何か新たな理解が現われてくる可能性を伝えています。


一方で、ディスカッションは打楽器(percussion)や脳震とう(concussion)と語源が同じなんだそうです。その意味は「物事を壊す」ということ。

ディスカッションは分析という考え方を重視し、そこには様々な視点が存在し誰もが異なった視点を提供していて、つまり、分析し解体しているようなものということです。

ディスカッションはピンポンのようにあちこちに球を打っている状態で、このゲームの目的は勝つか負けるかなのだそう。


そういった点でも「対話にはディスカッションとは異なった精神がある」と、著者は書いています。

なかなか奥が深い本です。

こういった、1つの概念を著者の言語で表現された本は確かに知識の取得という目的とは異なりますが、こういう考え方があるのだというなんとなくの体感として受けとれるだけでも、得るものは大きいのかなと思います。

しかも対話自体は非常に現実的な、家庭やコミュニティ、組織/社会はたまた国家間の関わり方に大きく影響してくるもの。


知った以上は素通りはできない。

引き続き読み進めていきます!














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