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【心理】”人間関係” って、なんだ?

更新日:10月6日

第5波となっていたコロナ感染者数の増加は、9月に入ってから全国的に減少傾向になり、緊急事態宣言が解除されたのが9月30日。

今年に入って大半が宣言下にあった地域もありました。

お仕事や生活において、それぞれにいろんな想いがあるかと思います。


そして、新型コロナウィルス感染の影響によって生活やライフスタイルに大きな変化がありました。その中の1つにテレワークがあります。

世の中が”テレワーク時代”に入って約1年と半年ぐらい?

もうそんなになるんですね!

テレワーク駆け出しの頃は戸惑うわ、連絡/連係ミスは起きるわ、テレワーク環境の整備に四苦八苦だわで多くのハードルがあるように見えていましたが、皆さんだいぶ慣れたのではないのかなと思います。

(もっと細かいこと言うと、「会議に入れない!」だの「音どうやって出すの?」なんていうオンラインミーティングへの戸惑い・・・(^^; 今となっては懐かしい思い出、ハプニング等さまざまあったことでしょう)


逆に?むしろ??

テレワークになったことで気づかされることもあったかもしれません。

会社の飲み会は行きたくなかったな、でも断るのも相当エネルギー使ったなぁ、、、

部署の人間関係に振り回されていたかも、、、

上司(先輩)とのやりとりがストレスになってたんだ、、、


なんて、以前の会社の環境や人間関係を振り返っている方もいるかもしれないわけです。

背景いろいろでしょうが、そんな 気づいちゃった人にとって物理的な距離感は、とてもありがたい要素になっていたのではないでしょうか。


結局わたし達は日々、大なり小なりの人間関係のテーマをどこか心やアタマの隅っこに置いて過ごしているわけです。


”人間関係”って、なんでしょう?


”円滑な人間関係”って、どういうこと?


その「人間関係」という言葉、よく使いますよね。

セラピーに来られる方のテーマはたいてい人間関係です。

ということは人の悩みって、ほぼ 他者との関係から起きているということ。

なぜなら、わたし達はこの世に生まれてからずっと誰かと関わって生きているから。

そんなわけで、人間関係というテーマの内訳は多岐に渡ります。

親、兄弟、親戚、夫や妻、子ども、恋人、友達、同僚やクラスメート、先輩、後輩、上司、部下等々、人生というステージに登場する全ての人達が 、”人間関係”に含まれます。


人間関係は負のスパイラルに入ってしまうと、毎日が憂鬱になりますね。

真面目な人こそ目の前の人間関係をスルーできなかったり、ストレスや心の疲弊が生じてきがち。


あなたが今、人間関係に悩んだり 苦しいと感じているならお聞きします。

なぜ、あなたは人間関係の問題で悩み、苦しむのでしょうか?


「苦手な上司がいて・・・」


「△△さんの対応が解せなくて・・・」


「わたしのことなんて誰もわかってくれないし・・・」


置かれている状況、発端は様々あると思います。

人の数だけ答えが返ってくることでしょう。


人間関係の問題というのは(あたり前ですが)自分の外側で起きているできごとですが、

自身が反応しているままに起きていることでもあります。

内側の反応 ⇒ 外の世界へと影響しているわけです。

つまり人間関係とは、

自分の捉え方や反応が反映された結果の状況です。


人間関係の問題は、多くがわたし達の内側で起きていること(反応/捉え方)の投影

なのです。


わかり易い例をひとつ。










とても教育熱心で厳格な父親のいる家庭に育てらた男の子がいたとします。

彼にとって父親はとっても怖い存在で逆らえない人。

父親が右だと言えば右を向かなくてはいけないと思うぐらい、絶対的な権威を持っているとします。

男の子は幼少期から、そんな父親が近くにいると緊張を感じます。

何をするにも緊張するし圧を感じるので、父親に言葉を返すのも声が小さくなる、言葉も出なくなる。

緊張するから身体も硬まり、呼吸も浅くなってしまう・・・。


かつての男の子は心の中でこう思っていたかもしれません。

「お父さんは怖い!」

「お父さんがいると緊張するなぁ・・・」

「お父さんが厳しいのは、僕のこと嫌いだからだ」

「僕のできが悪いから不機嫌なのかも」

「僕はお父さんに愛されていない・・・」


父親の本意を確かめることなく男の子自身が父親の気持ちをそんなふうに想像し、積み重ねていきます。

ほんとは褒めてほしい、遊んでほしい、愛してほしいというそれらの欲求を抑え込んでいきます。


男の子が成長していくにつれて様々な人との出会いを重ねていきます。

学生時代に関わる先生や会社で所属する部署の上司/先輩にもし彼の父親と同じようなタイプの人がいた場合、かつて男の子だった彼が感じた苦手意識や緊張感が再現される可能性があります。父親とは全く別人格なのに・・・。


愛されていない自分、緊張する自分、ダメな自分、当時感じていたイヤな感情や感覚がまだ未消化のまま残っていると、そこに繋がってオモテの部分に現れてきます。

そうして父親に似たタイプの人の前では緊張し易く、言葉もしどろもどろになってしまい苦手意識が強化されていきます。


自分らしく振舞えないのはとても辛いですよね。

本来の彼はそうではないのだから、ほんとに辛いんです。

彼の目の前にいるのは父親ではないとわかっているのに、かつての男の子のように無意識に反応してしまう自分がいるわけです。

ところで、そういう空気感、微妙なふるまいはなぜか相手にも伝わるんですよね。

その相手の方に苦手意識が伝わるので、ぎこちなくなるのか力で押してくるのか接し方はいろいろでしょうが、互いが微妙な”きしみ”を感じる可能性が出てきます。

そこから人間関係の問題になることもあり得ます。


このように目の前にいる人に特別な反応を示しているとしたら、かつてどこかで関わった存在と似ている場合があります。良くも悪くも、です。

だからこそネガティブなケースでは自身の感情をすっきりクリアにすることって大事になってきます。

自身のストレスも溜めないようにすることが大事。

そうなると、相手の問題ではなくなってきますよね。

犯人捜しでもありません。

そう、人間関係をクリアにするには自分の心を整えることが重要になります。


心を整えるにはどういうことができるか。

いろいろあると思いますが、そのうちの1つ(これは心理療法に近いですが)をお教えします。


なぜ、あなたは人間関係の問題で悩み、苦しむのでしょうか?

さきほどの質問、再登場しました。

この質問の解釈ですが、外側の現象を追うのではなく

”どうして自分はこの状況(関係性)に悩んでしまうのか”と、内側を探ってみましょう。

さらに、

”その状況で自分はどういう心持ちになっているんだろう?”と内観してみてください。

具体的には、今悩んでいる人間関係の、特定の場面をイメージしてそこに身をおいてみる、これだけです。身を置いた時に自分の中から湧いてくる感情や感覚をしっかり感じてください。その感情や感覚があなたの”反応”や”捉え方”です。

どういう気持ちになったのか、どんな感情が出ているか、そして身体にも何かしら反応が出ているようならそれもしっかりと感じて、言葉にしたり、文字にしましょう。

あくまでも自分の内側で起きていることについて出す、出す、出す。


なにか気づいたことがあったら、それもあわせて書いたり言葉にしましょう。


そういえば前にもこんなことあったなぁ、、、


あの時もこうだった、、、


こうしてほしいのに、してくれなかった、、、


本当はこうしたかった、こう言いたかったんだ、、、


どんな言葉も、ささやかな気持ちも書いたり、話してみましょう。

思いあたる経験や、ご自身の中での信念、繰り返されてきた思考のクセのようなものがわかると思います。

(内側に溜めることは我慢強さの点では素晴らしいのですが、長いスパンで考えると本人にとって良いことにはなりません。溜め過ぎるといずれ心身に悪い影響を及ぼしてしまう可能性もあります)


信頼できる誰かに話すのも良いと思います。

日記のように書いてみるのもいいでしょう(なんなら殴り書きでもいいんですよ)。

但し、中には強烈な感情を経験されたケースもあるかもしれません。

その際は少し踏み込んだやり方でご自身の感情や感覚を解放されたほうが、より効果は高いと思います。

その場合、専門のカウンセリングやセラピーを受けるのも選択肢の1つですね。


「過去と他人は変えられない、未来と自分は変えられる」という言葉にあるように、相手を変えようとするのは無理な話です。

過去に起きた苦い経験や辛いできごとはもう起きてしまったこと、

変えられないものに目を向けていても 時間とエネルギーを消耗するだけ。

自分が変えられるのは自分自身のことと、未来のことです。


人は変わらない、変えられないよと思っているかもしれないですが、

あなた自身が変わることを意図したら必ず!変わることができます。


そのためには内側を探ってみる、言葉にして出す、そこから始めてみませんか。





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