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【心理】禁止令 - 人間関係に関する禁止令 -

更新日:11月12日

禁止令というのは、幼少期にこの禁止令を取り込んだ大元になる体験があって、そこから本人が、こうしていこうと決めたり反応していくわけなんですが、【人間関係に関わる禁止令】があると、心理的にも身体的にも距離をとりたがる傾向があるといわれています。


【人間関係に関わる禁止令】は以下の通りです;

・近づくな

・属するな

・子どもであるな

・欲しがるな

・愛着を感じるな

・関わるな










人は一人では生きてはいけません。

関わる人の多い少ないはありますが、誰かと関わり合いながら生きているのがわたし達人間ですよね。

それなのに心理的・身体的に距離をとりたがる、例えば近づきたいのに近づかないとか、欲しいのに欲しがらないように振舞うとか、この禁止令の程度が大きい場合はかなりな生きづらさを感じてしまうと思います。


「近づくな」の1つの例としてこんなストーリーがあります。

*** 小さい頃に人に近づいた。夕方の、心細くなるような時間帯、お母さんに近づいてギュってしてほしかったのに「お母さん忙しいからあっち行ってて」あるいは「今揚げ物してるから向こうで待ってて」とかそんなふうに言われて傷ついた・・・ ***

そこから、人に近づくとこんなに傷つくんだ ⇒ 近づかない方がいい " と決心していく。


これが「近づくな」の禁止令を持ち合わせていく1つの例です。

でもこれって、夕方時間のご家庭にはあるあるシーンではないかと思います。

(お母さんが悪いと責めるものではないんです。こういう状況や経験を経て、小さいなりにその子自身が決断したのだということの説明です)


「属するな」があると、集団に馴染んではいけないような感覚をもたらします。

疎外感、孤独感を感じるという方もいます。

家族の中にいて「属するな」を感じる場合もあります。

成績優秀で賢い友人は長女さんで下に妹と弟がいるのですが、本人は小学校の早いうちから塾に通い、中学受験に取り組んでいました。遊びも控えめになり、家族がテレビを観ている時間でも彼女だけ別の部屋で勉強する、、、そんな経験をしていました。

自宅の居間にはテレビを見ながらくつろいでいる家族がいますが、そこに彼女自身はいないのです。

彼女は大人になってからも仲の良い友達グループでいる時でさえ、時々「疎外感や孤独感を味わうような感覚を持っていた」といいます。

もちろん周りから疎外されているわけではなく、自分の内側で感じている感覚です。


「子どもであるな」「欲しがるな」は日本人に多い禁止令だといわれています。

言葉通り、子どもであってはいけないよというメッセージです。そして「欲しがるな」はこの「子どもであるな」とセットで決断していることが多いらしい。

小さいうちから自分の感情や欲求より他者の面倒をみることを優先させられたり、家庭内の問題に関わざるをえなかったり、あるいは子どものうちから紳士・淑女のように振舞うことを課せられた等の背景によって「子どもであるな」の禁止令を持ち合わせていきます。

子ども本来の欲求を出せないし、出したいけれど我慢するので、「欲しがるな」も一緒に持ち合わせていきます。

大人っぽい子ならそれも個性としてはいいんでしょうが、子どもらしく振舞えないまま大人になるということです。そうすると、大人になっても自らを犠牲にしてまで家庭を守ることや他者を助けて幸せにする、他者の期待に応えることに専念します。自分のことは後回しして、もしかすると我慢し続けていることすら気づいていないかもしれません。


「愛着を感じるな」の禁止令は乳幼児期の愛着の問題に関係しています。

乳児期も含まれるので、感覚的にいろんなものを受けとめて感じています。

そしてこの禁止令は【生存に関わる禁止令】と表裏一体を成しているともいわれます。

「愛着を感じるな」は愛着障害に関連して最近注目されているのではないかと思いますが、これはまた別の機会にまとめようと思います。


子どもの頃の感情体験から、自分はこうやって生きていこうって決めたのが禁止令です。

だからこそ自分の中にある禁止令を知り それを受容する、それも自分にしかできないことだと思います。

何度もいいますが、禁止令は誰もが持っているし持ってない人はほぼいないと思ってください。禁止令を持っているとしても生きづらさや心の制限になっていなければ、持っているんだなぁ・・・ぐらいで大丈夫かなと思います。

ただ、心の不調を感じたり心身のバランスが崩れた時には こういった禁止令の存在のことや、自分で手放すことができるものなんだということを思い出してほしいです。


必ず解消する方法はありますからね。


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