hypnoeriko
【心理】感情を解放するということ
更新日:1月2日
今 受講中のカウンセリング力養成講座では、交流分析をベースに教えてもらっています。
その過程を踏みつつ、カウンセリングをする際に必要な知識を身に着けていきます。
さらに上の講座では実際のカウンセリングや当研究所独自のカウンセリングに繋がるスキルや経験を身に着けられるのかなと、想像しています。
この段階で先のことは語れませんが、とりあえず今この時点でわかったことや得た知識から言えるのは、
「人の心ってほんとうに興味深い!」
ということです。
医学では人体の身体の仕組みを詳しく学ぶ解剖学という分野があります。
解剖学とは、
「広い意味で体の正常な形態と構造とを研究する分野」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』なのだそうです。
正常な形態や構造を学ぶことで、身体の異状や病気を、広くは生命を維持する機能やその成り立ち、病気になる理由を知ることができます。

個人的には、それと同じ匂いがするのがこの交流分析。
交流分析を学ぶと人の心の仕組みがわかります。
自我が、”今この瞬間にどういう状態なのか”がわかります。
その自我のバランスが思わしくない時(感情的になったり落ち込んだり、心の状態が何かしら凹凸の状態ということです)、どうしてそうなっているのかを客観的に知ることができます。
つまり、交流分析はわたしにとって「心の解剖学」なのです。
(勉強中ではありますが、あくまでも主観で語っていますことをご了承ください・・・。)
例えば、、、
「みんなそう思ってるよ」
「誰だってそう考えるだろうね」
1つの考えや意見があるときに、そりゃそうだろうなとしごく当然に受けとめることがあります。
皆さん考えることは一緒だよなんていう言葉もありますが、わたし達は往々にして
多数の考え=みんなの考え、と思いがちです。
でも丁寧に掘り下げてみるといろんな解釈や価値観があることも理解しています。
心自体もカタチになっているわけではないし、機能しているかどうかなんていうのも個々の感じ方になるので通り一遍には答えられません。
でも心は間違いなくわたし達それぞれにあって、それぞれに機能し、性格やキャラとなり表面に現われ、人生というシナリオに影響していきます。
交流分析を学ぶと、心というものはとてもシンプルだという理解にもなっていきます。
そして、多様。
だから尚更 興味深いのでしょう。
そもそも生まれた時の心の状態って世の中に対する構え方は「無」で、生育しながら育ち 学んでいきます。
そこには脳や身体機能、情緒の発達も伴います。
そしてそれらの発達や環境、周囲の人との関わりや経験によって、様々な感情や感覚を積み重ねていきます。
心を紐解いていくとその背景や理由がわかり、
背景や理由がわかると、どうしてこの感情が出てくるのかがわかるのかなと。
その感情や感覚を持ち合わせていることで生きづらさがあったり、支障を感じているのであれば、その部分(経験)に焦点をあてて抑えていた感情や感覚を解放することができます。
感情や感覚を解放する・・・。
心の仕組みがシンプルなように、解放する方法も実はシンプルです。
こんなふうに感じていたんだ
こんな想いがあったんだ
いろんな決断をしてきたり、悲しい想いをしたり、辛さや怒りを感じてきた自分の内面や、本来感じていいはずの感情を受け入れると、理屈では語れない ”緩み”が起こります。
そして、それは「ありのままを受け入れる」ことから始まっていくのです。
経験がいつも合理的で都合のよい結果になるとは限りません。
楽しい経験、幸せを感じるような経験ばかりではないし理不尽なこともあると思います。
でもだからといって失敗や辛い経験が無駄ということではありません。
わたし達が肉体を持って生まれ人生を過ごす目的の一つには、
感情や心の仕組みの理解へのきっかけ、つまり ”経験する” ことがあるんじゃないのかなと、個人的には思います。
あなたが受けとめたい、そして解放したいのはどんな感情でしょうか?
